環境共生住宅とは「自然環境との調和」「地域との調和」「人間環境の快適性」を追求した住宅である。
都市のビルの乱立によりヒートアイランド現象などの問題が噴出してきたことをきっかけにサステイナブル(持続可能)な社会を目指し計画された現在注目の建築方法である。環境共生住宅にはふんだんに緑が使われたり、コンポスト(生ごみを肥料に変える機械)を住宅内に設置したり、太陽光発電、風力発電を積極的に取り入れている。
住宅の作り方としては自ら緑などの環境を配慮するものを取り入れ個人として行うもの、住居希望者が多人数で集まって集合住宅として作るコーポラティブ方式、また区営、市営といった行政主体で行っているところもある。
集合住宅で作る場合強くみられるのが環境共生住宅の前提でもある「地域との調和」でもわかるように、コミュニティ形成をしていこうという意図が見られる。これによって住民自ら住運営を行いコミュニティを強化させより豊かなライフスタイル目指している。またこれによってコミュニティの崩壊が原因と見られる児童虐待、孤独死、老人介護などの社会問題を緩和していくことが期待される。