一級建築施工管理技士

一級建築施工管理技士(いっきゅうけんちくせこうかんりぎし)は、施工管理技士国家資格。国土交通省の管轄となる。
建設業法第27条の2に基づき実施されている資格。
一般建設業、特定建設業の許可基準の一つである営業所ごとに置く専任の技術者並びに建設工事の現場に置く主任技術者及び監理技術者の有資格者として認められており、大規模工事(超高層建築、大規模都市施設等)を扱う。また公共性のある重要な5000万円以上の建築一式工事または2500万円以上の上記以外の工事では、これらの資格を有する主任技術者、監理技術者を専任で置く必要が生ずる。公共工事に参加する建設業者を技術的、経営的に評価する経営事項審査の技術力評点において1級建築施工管理技士は全22業種中16業種で5点が配点される。
現代においては、一級建築士、一級建築施工管理技士のみが建築施工管理に関して、その工事規模の上限が存在しない。一級建築士は、建築学全般を広く扱う資格だが近年では、設計分野に重点を置く資格体系となっている。一方、一級建築施工管理技士は、施工過程における施工計画、行程管理、品質管理、安全管理に重点を置く。また建築分野は業種も数多く存在し、設計、施工管理それぞれの分野で人員が必要なため、ゼネコンなどにおいては、一般的に一級建築士は、設計監理のスペシャリスト、一級建築施工管理技士は、施工管理のスペシャリスト(建築エンジニア)として認識されている。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋致しました


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